ろーだいありー

ゲームレビュー、ゲームプレイ記録、『メガテン』考察、ブックレビュー、音楽レビュー、コレクション写真、映画評など。

『ザ・シサ』(筋肉少女帯)レビュー

今回は、筋肉少女帯のアルバム『ザ・シサ』(2018年10月31日発売)をレビューしよう。
「シサ」とは「視差」のことだが、私は「示唆する」のことだと思っていた…。
前作『Future!』よりややアングラ系の曲が多いと思った。犬神サアカス團と人間椅子寄りというか。
いくつか気に入った曲を紹介する。

・「I'頭屋」

「あいとうや」と読む。歌詞の感じは、前にレビューした犬神サアカス團のアルバム『東京2060』収録の「ロックンロールを唄いきれ」と似ている。最後に「歌い切れ」と出てくるし。

・「衝撃のアウトサイダー・アート」

この曲に絵を付けると、アウトサイダー・アーティストの「F.S-ゾンネンシュターン」氏の絵ではないかと。「ゴーギャン」の名前が出てくるのが面白い。

・「オカルト」

そんなに長い曲ではないのに、妙にスケールの大きい歌…。曲中で、世界が二度も滅びているし。「さよなら人類」という歌詞は、「いか天」(テレビ番組「平成名物TV 三宅裕司のいかすバンド天国」)で人気だったバンド「たま」の曲名っぽい。

あと、歌詞は人間椅子の「超能力があったなら」(アルバム『怪談 そして死とエロス』収録)の逆バージョンという気がする。というか、「超能力があったなら」では「超能力があれば、恋のためではなく世界平和のために使います」と願ったのに、実際に超能力を得たら、この「オカルト」のように恋に使ってしまい、世界は滅びた…、っていう、続き物みたいに思える。

・「マリリン・モンロー・リターンズ」

ブルースっぽい曲。恐山が出てくるのは人間椅子や犬神サアカス團的である。「カメラを止めろ」というのは映画『カメラを止めるな!』のパロディだろうか? この曲に絵を付けるなら、アンディ・ウォーホル作「マリリン・モンローのシルクスクリーン画」であろうか。

・「ケンヂのズンドコ節」

これがいちばん好き。ドリフっぽいが、人間椅子の「月夜の鬼踊り」(『異次元からの咆哮』)、犬神サアカス團の「月夜に踊れ」(『東京2060』)と似たところがある。

・「ネクスト・ジェネレーション」
私も「おじさんバンド」(筋肉少女帯も含めて!)が大好きなので、よく理解できる。