ろーだいありー

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『人間失格』(人間椅子)レビュー

今回は、現在も活躍するバンド・人間椅子のメジャーデビューアルバム『人間失格』(1990年発売。後に二度再販された)をレビューしよう。当時は現在とはドラマーが異なる。タイトルは太宰治の小説が元ネタ。良作だが音が小さいのが難点。最近の人間椅子のアルバムと比較すると、まだ技術的には未熟さを感じるが、それでも名作であると思っている。

いくつか好きな曲を紹介する。

 

・「針の山」

洋楽のカバーだが、歌詞は地獄の「針の山」をテーマとしたオリジナルとなっている。爆風スランプ(現在は活動休止中)にも「アジャパニジア」(アルバム『アジポン』に収録)という、キング・クリムゾンの「21世紀のスキッツォイド・マン」を独自の歌詞でカバーした歌があるので、それに近いのかも知れない(『アジポン』の方が発売は後だが)。

・「あやかしの鼓」

夢野久作の小説がタイトルの由来。妖しくも美しい。

・「りんごの泪」

青森愛を感じる歌。名曲「りんごの唄」を思わせる。また、後のSEX MACHINEGUNSによる「みかんのうた」のルーツ…かも?

・「賽の河原」

恐山をモチーフとしている。まるで寺山修司の世界?

・「天国に結ぶ恋」

同名の映画が元ネタだろうか(観たことは無いが)。一部歌詞が伏せられているが、後のライブバージョン(ライブアルバム『疾風怒濤!!』に収録)では何と歌っていたかが分かる。

・「悪魔の手毬唄」

横溝正史の小説をモチーフとした歌。この曲名を見た時、『人間失格』を買うと決めたのであって、私にとっては重要な曲。

・「人間失格」

アルバムタイトルと同名。とにかく間奏が長いが、名曲。「人間失格!」というフレーズはどうしても忘れられない。

・「ヘヴィ・メタルの逆襲」

本作では唯一コミカルな歌。当時のメンバーの苦労が偲ばれる歌詞が、可笑しくも哀しい。

・「桜の森の満開の下」

坂口安吾の小説タイトルが由来。ラスト曲に相応しい壮大さと不気味さがある。

 

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