ろーだいありー

ゲームレビュー、ゲームプレイ記録、『メガテン』考察、ブックレビュー、音楽レビュー、コレクション写真、映画評など。

「『シャイニングフォース・黒き竜の復活』の問題点6」にさらに追記しておくと…

 先日公開した二つの記事。

 

lucyukan.hatenablog.com

 

lucyukan.hatenablog.com

 

この二つに、さらに追記しておこう。

『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガのメガドライブソフト。以下『神々の遺産』)と、リメイクの『シャイニングフォース・黒き竜の復活』(セガのゲームボーイアドバンスソフト。以下『黒き竜』)の違いについてもう少し書いておきたい。

『神々の遺産』のシナリオそのものは、はっきり言ってしまえば『ドラゴンクエスト』(スクウェア・エニックス。以下『ドラクエ』)シリーズの基本的なシナリオと大差ない。つまり「勇者(選ばれし者)である主人公が、邪悪なものと戦う」(勧善懲悪もの)という、大筋は同じなわけだ(『ドラクエ』シリーズの一部の主人公は「勇者ではない」者も居るのだが…)。だが、『シャイニング』はそれでいいのだと思う。元々『ドラクエ』っぽさのあるゲームだし(元『ドラクエ3・4』のスタッフの一部が作っていることもあるので)。これくらいシンプルである方が(初期の『ドラクエ』と比較すると、多少暗くて悲劇的なところはあるものの)、カラッとしていて良いのだ。

『黒き竜』についても、大筋のシナリオは『神々の遺産』と同じではあるし、勧善懲悪ものであることも変わりはない。だが、実際にプレイしてみると、どうも『黒き竜』のシナリオは「大筋はオリジナルとほぼ同じ勧善懲悪ものなのに、オリジナルのカラッとした明るさはほとんど失われていて、むしろ湿っぽくて陰鬱で、グロテスクでドロドロした話に見える」のである。私はそこが大嫌いなのだ。

原因の一つは、前も書いたように「悪役・ダークソルの設定の大幅変更」、及び「主人公と関連人物の設定の大幅変更」があるのだろう。恐らく、原作はあまりにもシンプルな勧善懲悪ものなので、もう少し面白くしようとして変更したのだろうが、はっきり言えば蛇足以外の何物でもないし、『シャイニング』の明るい作風にはまったくそぐわないのだ。前も言ったがむしろ私の好きなRPGシリーズ『女神転生』(以下『メガテン』)の方が合う感じだ(他には名作『タクティクスオウガ』とか…)。『メガテン』なら湿っぽくて陰鬱で、グロテスクでドロドロしているくらいでちょうどいい(さすがに『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』はグロテスクすぎるのだが)。しかし、何度でも言っておくが『シャイニング』には絶対に相応しくない。