ろーだいありー

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「『黒き竜の復活』の問題点6」にさらに補足する

先日公開したこの記事。『シャイニングフォース・黒き竜の復活』(セガのゲームボーイアドバンスソフト。以下『黒き竜』)のレビュー企画シリーズ・最終回。

 

lucyukan.hatenablog.com

 

この記事は、公開後二週間経ってもまだ修正を繰り返しているので、初期とはだいぶ変わってしまった(特に初期バージョンでは「脚注」を使ってなかったが、修正版では脚注がすごく多い…)。興味があればご覧ください(三万六千字を超えているけど…)。

今回は、これにもう一つ追記しておこうと思う。

『黒き竜』の原作は『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガのメガドライブソフト。以下『神々の遺産』)であるわけだが、この「『黒き竜』の問題点」シリーズでも書いたように、「『黒き竜』では、原作とはキャラクターの設定・性格・セリフ・口調がかなり異なる場合がある」というのはかなり問題だと思っている。ここでは、もう一人のキャラクターの性格・セリフの変化についても書いておきたい。

それは、「ガーディアナ*1の王女・アンリ」のことだ(「アンリ」とは、外国では男性名だがここでは女性キャラクターの名前になっている)。彼女の種族は人間で、職業は「魔道士」である。

『神々の遺産』の場合、彼女は「お姫様」というよりは「わりと普通の少女」といった印象である。本陣で話すと主人公のことを「ご苦労さまです」などと気遣ってくれたり、「好色な僧侶・ロウ」(主人公の友人)にセクハラされて「今度やったらブレイズ*2でボロボロにしてやるんだから!」などと言ったりするところが親しみやすくて面白い。

しかし『黒き竜』の彼女は、どうも「高貴で近寄りがたい」印象に変えられてしまったように思う*3。本陣で話すと、「本当は城を抜け出して絵を描いていたい…」といった願望を聞くことがあるが、どうも暗い…。もちろん、『神々の遺産』のアンリだって本当は何らかの悩みはあるのかも知れないが、それはプレイヤーが自由に想像すればいいことであって、わざわざゲーム上で出すことは無いと思う。こういうことを言われると、何だか湿っぽいゲームに思えてしまう。*4

それと『神々の遺産』の場合、初期の章で会えるノンプレイヤーキャラクターのセリフで「アンリ様は誰にでも分け隔て無く接して下さる素晴らしい方ですわ」みたいなものがあったと思うが、どうも『黒き竜』ではこのセリフは見なかったような気もする…。確かに『神々の遺産』の彼女は「身分が下の者でも分け隔て無く接する」印象であるが、『黒き竜』では気位が高く近寄りがたいキャラクターになったので、このセリフは無くなってしまったのかも知れないのだが…。

参照ゲームソフト

  • シャイニングフォース 黒き竜の復活(ゲームボーイアドバンス/発売元・セガ)
  • シャイニングフォース 神々の遺産(メガドライブ/発売元・セガ)

*1:ゲームスタート時に主人公が居る国

*2:火炎魔法

*3:顔グラフィックが変わったことも原因かも知れないが

*4:前も書いたように、全体的に『黒き竜』は原作より「湿っぽくてドロドロしている」印象である