ろーだいありー

ゲームレビュー、ゲームプレイ記録、『メガテン』考察、ブックレビュー、音楽レビュー、コレクション写真、映画評など。

「『黒き竜の復活』の問題点6」にさらに補足する・その4

先日の記事。最近もさらに修正している。これは『シャイニングフォース・黒き竜の復活』(セガのゲームボーイアドバンスソフト。ジャンルはシミュレーションRPG。以下『黒き竜』)の問題点を書いたシリーズの最終回。このゲームは『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガのメガドライブソフト。以下『神々の遺産』)のリメイク版である。

 

lucyukan.hatenablog.com

 

そして一昨日の記事。

 

lucyukan.hatenablog.com

 

さらに追記したいことがあるので、書いておこう。…いい加減、『黒き竜』のことは忘れたいのだけど…。

(※以下ネタバレも含まれるので注意)

 

今回の追記も、一昨日の記事に引き続き「悪役・ダークソル」(ラスボス戦前に戦う大ボス)に関することである。どうもこのキャラクターのことを語り出すと、つい暴走してしまうので申し訳ないが、今風に言うと私にとっては「推しキャラ」・「すきぴ」なので(しかも約17~18年も前から変わらない!)どうにもならない…。余談だが『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(アトラス)の主人公・ライドウも私にとっては「推しキャラ」・「すきぴ」なのであるからして…。

「『黒き竜』の問題点6」で「『黒き竜』最大の問題点」としたのが、「ダークソルの設定・性格・セリフが、『神々の遺産』及び他の『シャイニング』シリーズとは大幅に違う」ということである。詳細はそちらを参照してもらうとして、もう少し気になることがあるので書いておく。

おさらいしておくと、『神々の遺産』での彼は、「ルーンファウスト帝国軍の軍師であり、ルーンファウスト帝国の皇帝・ラムラドゥを操っている謎の魔道士。邪竜ダークドラゴン復活を企てる」ということ以外は不明なのだが、他の『シャイニング』シリーズでは「正体は悪魔王であり、あの人間風の姿は世を忍ぶ仮の姿に過ぎない! 本来は巨大でおぞましい姿をしている…*1。遠い昔に、とある場所で他の悪魔王たちと覇権争いをしていたが、後に追放された」、「実は彼には妻子が居て、妻はミシャエラ(彼の部下でもある)、息子はメフィスト(前作『シャイニング&ザ・ダクネス』のラスボス)という」と語られている。

この設定を元にすると、彼が遠い昔に悪魔王として戦い、追放された後、ルーン大陸*2のルーンファウスト帝国に現れて軍師となるまでには、いったい何があったのかは不明である*3あの人間風の姿にしても、自ら望んでそうなったのか、意に反してその姿に変化させられたのかはよく分からない*4何にせよ、彼は永遠とも言える時を生き、多くの人々が生まれては死に、文明が栄えては滅ぶのを見てきたのだろう。犬神サアカス團の『玉椿姫』*5という歌のように…。そう考えると、彼はとても孤独な人物だと思えてくる。そんな彼が、部下のミシャエラと結ばれた理由は不明なんだけど…。彼女は彼の孤独を癒してくれる存在だったのか? などと考えてしまう。

このような興味深くて面白い設定があるのなら、『黒き竜』でもそれをそのまま活かせばいいものを、あまりにもグロテスクな設定に変えてしまうものだから(詳細は「『黒き竜』の問題点6」を参照。何度も書く気にはなれないので…)、とても『シャイニング』とは呼べないものに変貌してしまったのが『黒き竜』の最大の問題点だと私は思う。

ダークソルの「孤独感」「復讐心」を表現したいのであれば、他の『シャイニング』シリーズの設定を踏襲して「私の正体は悪魔王で、かつて居た場所を追放されて以来、永遠の時を一人で生きてきた…。いつか悪魔王として復活し、他の悪魔王たちを倒したいと願っているのだよ…。そのためにはダークドラゴンの力が必要なのだ…」といったセリフを追加するだけで良かったのだ。あまりにも陰鬱でグロテスクでおぞましい設定に変えてまで、彼の「孤独感・復讐心」を強調してプレイヤーの同情を誘う必要など無かったのに…。

繰り返すが、私は『黒き竜』を、名作『神々の遺産』のリメイクとは認めたくないし、あまりにもおぞましく変わってしまった設定を絶対に認めない!

参照ゲームソフト

  • シャイニングフォース 黒き竜の復活(ゲームボーイアドバンス/発売元・セガ)
  • シャイニングフォース 神々の遺産(メガドライブ/発売元・セガ)
  • シャイニングフォース外伝 ファイナルコンフリクト(ゲームギア/発売元・セガ)
  • シャイニングフォース2 古えの封印(メガドライブ/発売元・セガ)
  • シャイニング&ザ・ダクネス(メガドライブ/発売元・セガ)

*1:悪魔王の時のキャラクターデザインは、あの人間風のデザインを踏襲したものであるが

*2:『神々の遺産』と『黒き竜』の舞台

*3:本編より一年前、『神々の遺産』の主人公と兄を「ある目的」のために襲撃した、ということだけは分かる

*4:恐らくあの姿のままでは本来の力を出せないのだと思う

*5:アルバム『玉椿姫』のラストナンバー。名曲だと思うので興味があれば聴いて欲しい