以前の記事。
セガのゲームギアソフト『シャイニングフォース外伝 ファイナルコンフリクト』(以下『ファイナルコンフリクト』)について語ったが、もう少し追記したい。
(※以下ネタバレも含まれるので注意)
『シャイニング』シリーズの一種で『シャイニング・ソウル』(ゲームボーイアドバンス。以下『ソウル』)がある。これはアクションRPGで、『シャイニングフォース・神々の遺産』(メガドライブ。以下『神々の遺産』)の1,000年前の話とされる。主人公たちがダークドラゴンを倒しに行く内容だが、マルチプレイも可能である。
このゲームでも『神々の遺産』に出てくる悪役・ダークソルと、彼の部下である魔女・ミシャエラが出てくるのだが、この『ソウル』はファンサービス的な要素が多いため、この二人が『神々の遺産』の二人と同一人物かどうかは謎だ。
それはともかく、私が『ソウル』を初めてやった時は、『神々の遺産』はクリア済みだがまだ『ファイナルコンフリクト』はプレイしてなかった。そのため、『ファイナルコンフリクト』にある「ダークソルとミシャエラは実は夫婦で、息子・メフィスト(『シャイニング&ザ・ダクネス』のラスボス)が居る」話はまだ知らなかった。
『ソウル』でミシャエラを倒すと、どうも彼女はダークソルのことが好きであるらしいことが分かる。攻略本にもそんなことが書いてあったと思う。この設定が『ファイナルコンフリクト』の話を元にして作られたことは、後に中古で手に入れた『ファイナルコンフリクト』をプレイして初めて知ったことだった。「ああ、そうか…、あの二人は実は親密な関係だったのか…。だから『ソウル』では…」と。
もし『ソウル』の二人が、『神々の遺産』及び『ファイナルコンフリクト』の二人と同一人物であるとしたら…。ミシャエラは1,000年も前から彼を想い続けていて、一度は人間に倒されるがずっと後になって復活して、ようやく結ばれて息子を授かったのか? と想像する。
しかし、『神々の遺産』のリメイク版『シャイニングフォース・黒き竜の復活』(ゲームボーイアドバンス。以下『黒き竜』)では、『ファイナルコンフリクト』の話をまるっきり無視しているのは、今でも許しがたいと思う。こちらも参照。
『ファイナルコンフリクト』の設定は後付けなので、「無理がある」とする批評も理解出来なくは無いが、しかし私は好きだからいいのである。むしろ、『黒き竜』では主人公が喋るようにしたために、「無理矢理シナリオの一部を変更してしまったこと」の方が相当無理があるので、許せないのだ。
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