あなたは、主にネット上で「トランスジェンダー差別反対!」と訴える、何かの活動家らしき人を見かけたことはあるだろうか?
「女性の権利を守れ」と訴える人を、「トランス差別だ!」、「TERF(たーふ)だ!」と攻撃する、何かの活動家らしき人を見たことがあるだろうか?
あなたがもし、「様々な差別に反対」、「セクシュアルマイノリティ差別反対」と常に思っている人、「女性差別反対」、「ジェンダーフリー推進、フェミニズム推進」を訴える人であれば、悪いことは言わない、彼らのことは無視して欲しい。彼らのことを、とりあえず「トランスカルト活動家」と呼ぶことにしよう。
トランスジェンダーとは「肉体の性と自分が思う性が異なる」人のことで、性別適合手術を受けていない人。トランスカルトとは、トランスジェンダリズム、ジェンダーカルトとも呼ばれる。あまり詳しく説明する暇は無いのだが、基本的には「トランスジェンダー差別を止めろ」という思想。活動家はその思想を推す人たち。
これは一見良さそうな思想に見える。だが、実態は異なる。トランス当事者でさえその思想と活動家を嫌う人は多い。
トランスカルト支配国ではこのような現象が起きている。
- セルフID制度で性別を変更出来るようになっている。
- 肉体は男性でも「性自認」が「女性」であれば「トランス女性」と認められ、女性用プライベートルーム(「女子刑務所」なども含む)にも入れるようになっている。そのため、トランスなりすましによる性犯罪が増えている(もちろんトランスも聖人では無いのでトランスの性犯罪者も居る)。
- 「トランスジェンダーへの配慮」として「女子トイレ、男子トイレ」という概念が無くなり「誰でも使用可能トイレ」しか無くなったところもある。この場合、むしろ生得的女性は羞恥心などもあり使わなくなってしまう。
- 女子スポーツにトランス女性が出場出来るため、代わりに生得的女性が不利になってしまっている。
- 「妊婦」といった「女」にまつわる言葉が、「トランス女性に対する差別」として削除される。生得的女性は「女性」では無く「生理のある人、子宮のある人」などと呼ばれたりする。その代わり「男性」に関する言葉はそのままになっている。
- 少しでもトランスカルト思想を批判したり、「女性と子どもの権利を守れ、女性差別を止めろ」と言ったり、女性がトランス女性を怖れたりするだけでも「トランス差別」と集団リンチ・糾弾され、社会的地位を失う。
- 「女の子っぽい男の子」は大人の勝手な判断で「トランス女子」にされたり、「男の子っぽい女の子」もまた勝手な判断で「トランス男子」にされたりする(あからさまな「ジェンダーフリーバッシング」と言える)。
他にも枚挙にいとまがないが、これは各自で調べて欲しい。特に海外のサイト。
それと、世間ではやたらと「LGBT」とひとくくりにされることが多いが、「LGB」(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル)と「トランスジェンダー」は異なる概念であるため、「LGB」と「T」に分けて考えた方がいい。
時間が無い。ともかく、トランスカルト活動家には気を付けて欲しい。差別は良くないのは事実だが、「差別反対」を訴える善良な人ほど活動家の言うことを鵜呑みにしがちなので、決して鵜呑みにせずに自分で調べてよく考えるべきだ。「トランス差別反対」を言う前に。