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PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の考察記事、ゲームプレイ記録、コレクション写真など。

『シャイニングフォース・神々の遺産』プレイ記録~光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン~その1「ガーディアナ炎上!」

 『シャイニングフォース・神々の遺産』プレイ記録~光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン~

Wiiのバーチャルコンソール版(現在は配信終了)『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガ。メガドライブ)プレイ記録第一回目。プレイ記録のタイトルは「光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン」とする。これは『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(アトラス。プレイステーション2。以下『超力兵団』)のパロディ(笑)。さらに第一回目のサブタイトルは「ガーディアナ炎上!」とする。これは『超力兵団』第拾話「帝都炎上!」をもじったもの。

※以下ネタバレや、個人的な妄想話なども含まれるので注意。

(※画像は筆者が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』風に製作したものです)

第一回目「ガーディアナ炎上!」

さて、このゲームの主人公は記憶喪失の人間の青年である。ゲーム開始時に名前を付けることになるが、デフォルトでは「マックス」となっている。今回は『超力兵団』のヒロイン・伽耶から採って「カヤ」とする。本来の伽耶では無く「伽耶に憑きし者」の方のイメージであり、脳内設定では「実は男装した少女」ということにしておく。

名前を付け終わると「第一章・ルーンファウスト軍の侵略」という章タイトルが出てくるが、これは章仕立てのRPG『ドラゴンクエスト4』(エニックス[現スクウェア・エニックス]。ファミコン。以下『ドラクエ4』)が元ネタだろう(一部スタッフが共通しているため)。私は『ドラクエ4』はプレイしたことは無いので、個人的には『超力兵団』の演出と似ていると思える。こちらも章仕立て(『超力兵団』では「第〇話」であるが)なので…。

最初は真っ暗な画面で、「さあカヤ殿、どこからかかって来ても結構、力いっぱい打ち込みなされ!」といったセリフが出てくる(効果音もあり)。これは、カヤと師匠である「バリオス」(ケンタウロス族)との稽古シーンである。稽古が終わると、カヤの友人である「僧侶・ロウ」(ホビット族)が出てくる。このロウという奴、僧侶のくせに実は好色家なのだ…(詳しくはいずれ書く)。そういう意味だと『超力兵団』のラスプーチンみたいな奴(笑)ってことになる。

ラスプーチンならぬロウと話し終わると、バリオスはガーディアナ城から来た兵士に呼ばれて城に行ってしまう。ロウも「お前も後から来いよな」と言う。ここからは自由に町を回れるようになる。ここに居る神父から、カヤが一年前に海岸に流れ着いて、ロウが助けてくれたことを聞く。

町のバーでは「ゴート」(ドワーフ族)という老兵の話を聞くことが出来るが、ゴートというとどうしても『超力兵団』の「ゴウト」だと思ってしまうが…。

王様の頼みとは?

ガーディアナ城へ行く。ここに居るケンタウロスの騎士の一人から「どこの馬の骨とも分からん奴…」などと言われるが、馬(ケンタウロス)に言われたくないね(笑)。バリオスの娘・メイ(ケンタウロス族)とも会えるが、「いい気にならないでよ!」などと冷たくあしらわれる…。

王の間に行くと、バリオスと王様、軍師ノーバ(ドラゴニュート族)との話を聞くことが出来る。ガーディアナから東の方角にある「古えの門」に怪しい人影が現れたので調査して欲しい、とのこと。頼みを聞き、外に出ると仲間が増える。魔道士のタオ(エルフ族)・アーチャーのハンス(エルフ族)、騎士のケン(ケンタウロス族)、戦士のラグ(ドワーフ族)、そしてロウ。また、ノーバも軍師として加わる。

古えの門に敵兵が?

町の外に出ると自動的に馬車に乗って古えの門に到着する。するとそこには怪しい騎士たちが居る。タオによるとルーンファウストという国の騎士らしい。ゴブリンやドワーフと共に何かを探しているようだが、その直後に地震が起こる。ここで最初のバトルが始まる。このゲームのバトルはシミュレーションRPG方式だが、敵味方関係無く「敏捷さ」(素早さ)の高い順に行動するタイプなので『ファイアーエムブレム』(任天堂。ファミコン他)よりは後年の『タクティクスオウガ』(クエスト。スーパーファミコン他)に近い。

ここのボスは「ルーンナイト」。これを倒せばクリアとなる。しかし今わの際に「カイン様がガーディアナに攻め込んだのだ…、ラムラドゥ様永遠なれ!」などと言い残す。…「ラムラドゥ様永遠なれ」とは、昔の日本で言えば「天皇陛下万歳!」っていう意味になるのだろう…。

外に出るとまた敵が居る。ここがバトル2。しかも地割れが起きているので移動しにくい。また、ここに山小屋があるので入ると、奇妙な生物が居るのを目撃する。これは「ヨーグルト」と言う。神父も居るのでセーブや復活も出来る。また、ここに居る男に話しかけると仲間に出来るのだが、彼は「ゴング」(巨人族)と言い、回復魔法「ヒール」が使える。仲間にしなくてもいいが今回は加える。

ガーディアナ炎上! そして王様も…

バトル2をクリアしてガーディアナに戻ると、何と町は壊滅状態だった! いったい何があったのか? どうやらルーンファウスト帝国の兵士たちが攻め込んできたらしい。急いで城へ行くと、「カイン」という謎の剣士がバリオスを攻撃しているところを目撃する。バリオスは死に、メイが「父の仇!」とカインを攻撃しようとするが弾かれてしまう。カインはこの城に伝わる宝「光の剣」を奪って去って行った。

王様も既に瀕死状態だった。王は、ルーンファウストのラムラドゥ皇帝は「神々の遺産」を狙っており、それが眠る「古えの城」へ行くために「古えの門」の鍵を求めている…、封印が解かれれば世界は滅んでしまう。その前に鍵を見つけ出して始末して欲しい、と言い残して絶命した。

メイが仲間になる。彼女によると、ルーンファウストの連中は封印の鍵を求めて隣の国「アルタローン」へ向かったという。

外へ出る前にバーに寄り、家族をルーンファウスト軍に殺されてしまった「ゴート」を仲間にする(仲間にするかどうかは任意)。外へ出て、アルタローンへ向かう途中でバトル3になる。

この世は金!?

バトル3をクリアしてアルタローンへ。ここはかつて貧乏だったが突然金持ちになってしまった国らしい。釣りをしている男や、「金の入れ歯」を自慢する老女も居る(笑)。「ここはワシの所有地じゃ、勝手に入るな!」なんて看板も…。

ここに「占い師・ミシャエラ」と名乗るダークエルフ族の女性が居るのだが…、彼女の正体は後に分かるだろう。彼女に惚れてしまった男も居る…。

王様に会うためには、バーに居る男に話しかけて「あんた、カヤさんだろ?」と言われた時に「はい」と答えて、城へ行けるようにしてもらう必要がある。城の中には酔っ払った兵士も居たりして…。しかも張り紙には「飲み過ぎに注意! 水に落ちる者続出!」などと書いてあったり(城の中に水が流れている場所がある)。

王様と会うと「ルーンファウストがガーディアナを滅ぼして我が国へと向かった? それは大事件だ、軍師を交えて検討せねば」と言って移動するので追うと、そこには何と先ほどのカインが居る。カインの策略で地下牢に閉じ込められたカヤだが、「チップ」と名乗る僧侶の少女(キャントール族)に助けられ、町に出ることが出来る。チップも仲間になる。ここでカインが出てくるが去って行き、残った者たちとバトル4が始まる。

これをクリアしてアルタローン王と話し、「良かれと思ってあいつらのいいなりになったのだ、許してくれ」などと言われるので許すと、ルーンファウストの連中は北の国「リンドリンド」へ向かい、船でルーンファウストに戻るつもりであろうと教えてくれる。この城にある地下道を使えば奴らに追いつけるだろうと言い、地下道の扉を開ける方法を教えてくれるのでそれを実行し、地下道を通ったところでナレーションが出て「第一章・ルーンファウスト軍の侵略・完」と表示されて第一章は終了。その後任意でセーブ出来るが、このあたりも『超力兵団』と似ている…(『超力兵団』でもシナリオ終了時に「第〇話・完」の画面が出てその後セーブ出来る)。

それにしても、ここで流れるナレーションは中々秀逸で、「古えの城には何があるというのか、その封印を守るために!」とか「ガーディアナ王が死に際に言った神々の遺産とは一体?」などと、妙に煽ってくるのが面白く、つい次のシナリオが楽しみになる。

港町リンドリンド

さて第二章は「神々の泉とその精霊」というタイトル。リンドリンドは芝居小屋があったり、サーカステントが立つ予定だったりする港町であるが、船はもうルーンファウストの兵士が買っていったので品切れだという。残された船は議長のものなので貸せないと言われる。

芝居小屋ではカヤに扮した役者が、ルーンナイトに扮した役者に倒されるという芝居を観ることが出来る。しかも「ルーンナイトの攻撃! メチャクチャすごいダメージを与えた!」なんてふざけたメッセージも出てくる(笑)。

また「クロック博士」とその助手の「ガンツ」(アルマジロ?族)と会うことも出来る。クロック博士は変わり者で、ガンツに「スチームスーツ」なるものを着せて実験を行っているようだが、あまり上手く行っていないようだ…。博士と言えば『超力兵団』には九十九博士っていう変わり者が居たなぁ…。

議長の老人と話すと、「ルーンファウストがガーディアナを滅ぼしたことなど我々には関係無いこと。そういう話はマナリナに相談して欲しい」と言われ、関所を開けてくれる。外に出るとマナリナを守るためのゾンビの群れや魔道士たちが襲ってくる。これがバトル5である。『超力兵団』だと「ゾンビー」なのだが、このゲームだと「ゾンビ」…。炎に弱いのは同じだったりするけど…。

最初にやった時はラグ、ゴートがやられ、カヤもやられたのでまたやり直し…。「ブレイズ」(炎魔法。『メガテン』で言えば「アギ」)を使う魔道士と妙に攻撃力の高い(しかも毒状態にされることも…)ゾンビの連続攻撃は辛いものがある。このゲームは主人公がやられても、お金は半分になるがまたやり直せるのが救い。初代『ドラクエ』のように「死んでしまうとは何事だ!」と言われることは無い(笑)。

もう一度やり直し、敵を全滅させてクリア(全滅させずとも、カヤがマナリナに着けばクリア出来るのだが)。マナリナに入ったところで今回は終了。

(※画像は筆者が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』風に製作したものです)