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PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の考察記事、ゲームプレイ記録、コレクション写真など。

『シャイニングフォース・神々の遺産』プレイ記録~光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン~その12(最終回)「ダークドラゴン見参」

『シャイニングフォース・神々の遺産』プレイ記録~光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン~

Wiiのバーチャルコンソール版(現在は配信終了)『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガ。メガドライブ。以下『神々の遺産』)プレイ記録第十二回目(最終回)。プレイ記録のタイトルは「光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン」とする。これは『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(アトラス。プレイステーション2。以下『超力兵団』)のパロディ(笑)。さらに第十二回目のサブタイトルは「ダークドラゴン見参」とする。これは『超力兵団』第参話「ダークサマナー見参」をもじったもの。

主人公の名前は「カヤ」で、これは『超力兵団』のヒロイン・伽耶にちなむが、イメージとしては「伽耶に憑きし者」の方である。

※以下ネタバレや、個人的な妄想話なども含まれるので注意。

(※画像は筆者が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』風に製作したものです)

第十二回目(最終回)「ダークドラゴン見参」

前回は第八章の途中まで。光の軍勢「シャイニングフォース」を指揮する青年カヤは、ルーンファウスト帝国に入る。邪竜ダークドラゴンを復活させようとするルーンファウストの軍師ダークソルの後を追うが、ダークソルに洗脳された皇帝ラムラドゥとその手下たちに襲われる。ラムラドゥを倒すと、今わの際に「わしもダークソルに操られていたのだ…。早く奴を追って古えの城へ行くんだ…」などと言い残す。フィールドで伝説の剣カオスブレイカーを使うと、古代のハイテクな城「古えの城」が海上より浮上した。「古えの門」にあるワープ装置に触れたカヤは…。

コロッサス登場

カヤたちは古えの城の内部にワープしていた。軍師ノーバは「おお、これが古えの城! とうとう辿り着きましたな…」などと感心しているようだが、突如「巨大ロボットの頭部だけ」のような姿の機械兵「コロッサス」が現れ、三体に分裂し「シンニュウシャヲハイジョセヨ!」と言って襲いかかって来る。このときノーバが慌てて「ワワワ!」と叫ぶのがおかしい(笑)。ここがバトル28。

コロッサスは三体居るが、真ん中の者さえ倒せればクリアとなる。三体のコロッサスは見た目はそっくりでもそれぞれ使用してくる魔法が異なり、その魔法による打撃も非常に強烈なので注意。

余談だが『超力兵団』でも「見た目はそっくりでもそれぞれ性能が異なる敵が、『侵入者を排除する』などと言って三体同時に襲ってくる」イベントがある。それは第八話「鉄塔の悪魔」で、以前も紹介した「和電イ号基」(通称ヒルコタワー)に登ろうとする際に発生する。ここで三体同時に出現するのは「ヨミクグツ」という憲兵のような姿の不気味な敵なのだが、コロッサス同様それぞれ攻撃方法が異なる。こちらは三体全員倒さないと進めないのだが。

このバトル28で厄介なのは、またしても出現する「キメラ」である。他に「ブルードラゴン」もブレス持ちなので厄介。早めに魔法攻撃で倒すのがいい。

コロッサスを倒すと奥へと進む階段が出現するので、これを昇ると…。

ダークソルと対決!

階段を昇った先の部屋では、軍師ダークソルがダークドラゴン復活の儀式を行っていた。しかしいつまで経ってもダークドラゴンは目覚めない。「なぜ! なぜ目覚めぬのか! いったい何が足りないというのだ…」。そこにカヤたちが侵入してきたことを知ったダークソルは「カヤ! そんなに死にたいか?」などと言って襲いかかって来る。ここがバトル29。

ここでも多数の機械兵が出てくるので要注意。このマップの攻略ルートはいくつかあり、真ん中から行く、右端から行く、左端から行く、三手に分かれるなどがある。真ん中から行く場合、射程2の遠隔攻撃をしてくるトーチアイたちを、先にボウマスターの射程3の攻撃で倒してしまうのが安全。

ダークソルはそれほど強くは無いのだが、「デーモンブレス」は強烈なので気を付けることだ。ダークソルを倒せばこのマップはクリア。今回はカヤで倒した。

ダークドラゴン見参!

カヤに敗れたダークソルは、「まだ負けたわけでは無いぞ、私は負けはしない…。ダークドラゴンよ、どこだ…、どこなんだ…、私の願いを聞き届けよ」と、瀕死の状態でも何とかダークドラゴンと交信しようとする。ダークドラゴンが何を言っているのかはカヤには分からないが、ダークソルには分かるのだろう。「さあ、言ってくれ、何が足らん!」とダークソルはダークドラゴンに語り掛ける。恐らくダークドラゴンは、「目覚めのための生贄」を要求してきたのであろう。

「そうか、そうだったのか、それならば私が生贄になろうぞ!」とダークソルは叫び、自らの身をダークドラゴン復活のために捧げてしまう…。すると次の瞬間、ついに伝説の三つ首の邪竜・ダークドラゴンが復活する!

ここが最終決戦・バトル30だが、ここでカヤがやられるか撤退するとまたバトル29からやり直しになるので注意。ダークドラゴンは首が三つあるが、三つすべてを倒さないとクリア出来ない。倒す順番は任意。首により攻撃方法は異なるが、「デーモンブレス」を使う真ん中の首がいちばん強敵。

またここでは「ブローバー」が湧いてくるスポットが二つもあるが、穴を味方ユニットで塞いでしまえば出現しなくなる。

そしてついに、カヤはダークドラゴンの最後の首を落とす。その時だけ特別なアニメーションが流れるのだが(他のユニットでは見られない)、これはぜひ見て欲しい。私は毎回これを狙ってやっているのだけど…。これが上手く行くと大いに盛り上がる!

カヤはどこに…?

ダークドラゴンを倒すことが出来たカヤだが、ダークドラゴンは再び蘇ろうとする。しかし、カヤがカオスブレイカーをダークドラゴンの頭に突き立てて完全に封印した。だが次の瞬間、古えの城が激しく揺れだす。このままカヤたちと共に沈んでしまうのか…? しかもカヤはカオスブレイカーから離れることが出来なくなってしまう。絶体絶命と思われたその時、今まで喋ることの無かったカヤが突如「…リターン!」と呪文を唱える…。

シャイニングフォースのメンバーたちは、フィールド上に飛ばされていた。しかし、そこにカヤの姿は無かった。「もしや、カオスブレイカーの力がカヤ殿を離さず、古えの城の中に取り残されたのでは…」とノーバ。メイは「嘘よ…! ロウ! ノーバ! 何とか言って! カヤは生きてるって!」と叫ぶ。だが、古えの城は海へと沈んでいった…。「帰りましょう、我がガーディアナへ…」とノーバ。メイは古えの城があった方向に向かい「カヤーっ!」と叫ぶ…。

…ここでデータロード画面に出てくるエルフの少女が、「こうしてダークドラゴンは封印された。カヤの行方を知るものは無く、古えの城と共に沈んだと言われている…。シャイニングフォースのメンバーはそれぞれの国に帰って行った。ガーディアナではアンリが王になり、メイを中心として再建が行われた…」と結末を語る。今まで言ってなかったが、この話はこのゲームの舞台である「ルーン大陸」に伝わる昔話で、この少女が読んでいた本の中に書かれていたものだったのだ。

ここでスタッフロールが流れる。

エピローグ

最後にエピローグが流れる。

老人が機械兵アダムを見つけて「変わった鎧じゃのう」などと言っている。アダムは「いえ、これは私の体です」と言う。あてもなく旅をしているというアダムだが、老人が「畑を手伝ってくれないか」と依頼してくる。するとそこにどこかで見たような青年が現れ「いいじゃないか、アダム、しばらく世話になるか」と言う。老人が「それはありがたい。それで何と呼べばいいのじゃろう」と呼び掛けると、青年は「私ですか? 私の名前は…」と言ってこちら側を見る。そう、彼は死んだと思われていたカヤだった! 普段は喋らないのに最後だけ喋る主人公というパターンはファミコンの『ドラゴンクエスト』(エニックス[現スクウェア・エニックス])でも既にあったが、それのオマージュであろうか?

なぜカヤが生き延びたのかは謎だけど、リターンを唱えた時彼とアダムだけ別の場所に飛ばされていて、シャイニングフォースのメンバーとはもう会うことは無かった…、ということにしておこう。ダークドラゴンは居なくなったことだし、カヤは自由に生きられるようになって本当に良かった。

カヤの記憶が戻ったのかどうかは永久に謎なんだけど、彼の場合は記憶喪失になったことはむしろ幸いだったと思う。ダークドラゴン封印の使命なんて忘れてしまったけど、その方がプレッシャーに苦しめられることは無いのだし。私が思うに、彼はただ困っている人を助けたい、悪い奴を倒したいというその思いだけで行動していて、それが結果としてダークドラゴン封印に繋がったのだ…、と考えている。

終わりに

ついに「光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン」完結! いやぁ、『神々の遺産』は何度やっても楽しい! 実はその後また最初から再度挑戦しているのだけどね…。

全八章なのに何で全12回シリーズにしたかといえば、『超力兵団』のプロローグ以外の各話タイトル(全12話)をパロディとして使いたかったから、に他ならない。意外といい感じで12回分のタイトルを付けることが出来て良かった。元々この二作は、世界観は異なるが不思議と似たところのあるゲームだからなぁ。

光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン 完