シリーズ 「超國家機関ヤタガラス」はなぜ怖ろしいのか?
・第十回目「この世界の未来が『真・女神転生』に繋がるとは到底思えない」
- はじめに
- 前回のおさらい
- 今回のテーマ
- 『真・女神転生』のあらすじ
- 『真・女神転生II』のあらすじ
- 未来の年表
- この世界の未来が『真・女神転生』とは繋がらないと考える証拠
- 『真・女神転生デビルサマナー』とは?
- 『デビルサマナー』は『真・女神転生』のパラレルワールドである証拠
- 「星のお告げが聞こえる」宿無しオヤジの方が正しい未来を言っているのでは?
- ヤタガラスがメシア教になる?
- メシア教とは?
- ガイア教とは?
- ヤタガラスとは?(おさらい)
- ヤタガラスがメシア教になる可能性は無いと思う
- 伽耶に憑きし者=テンプルナイトはあり得ない…
- TOKYOミレニアムで「襲名の儀式」なんて行われないのでは…?
- 独自論1・この世界の本当の未来
- 独自論2・ライドウとゴウト、そして鳴海の正体
- 独自論3・伽耶に憑きし者の正体
- 独自論4・本来の年表
- なぜこの独自論を考え付いたか?
- 葛葉の者はどこへ行ったのか?
- なぜ『真・女神転生』と繋げようとしたのか?
- 設定資料集に書いてある開発者コメントについて一言
- 理想的なエンディングを描写してみる
- ラスプーチンについて
- まとめ
- おわりに
- 参照ゲームソフト・主要参考文献
はじめに
※このブログは、『女神転生(メガテン)』ファンの個人による非営利ブログであり、発売元のゲームメーカー様とは一切関わりありません。予めご了承ください。
※この記事は2020年11月12日に加筆・修正・訂正済み。
このシリーズ記事は、アトラス社が2006年にプレイステーション2専用ソフトとして発売したRPG『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』。『メガテン』シリーズの一種。現在は絶版)に登場する架空組織「超國家機関ヤタガラス」(以下「ヤタガラス」。極右思想・天皇崇拝思想を持つ)を徹底的に批判すること、『超力兵団』の問題点を暴き出すこと、この『葛葉ライドウ』シリーズは一切封印すべきである(特に『超力兵団』に関して)と訴えることを目的としたものである。なぜこのシリーズ記事を書くのかと、このゲームの概要については、前回までの記事を参照のこと。前回記事はこちら。
第一回目~第八回目まではこちらのリンク集からどうぞ。
この記事は、「日本の右派による歴史修正(改竄)主義に徹底して対抗する」立場、「天皇制は差別制度であり、昭和天皇には戦争責任がある」と考える立場から書いている。
ただし、私はいかなる宗教団体・政治団体・市民活動団体・右翼団体・左翼団体などとは一切関わりを持っていないこともお断りする。
この記事にはゲームの「ネタバレ」も多く含むので注意。
また、このゲームをプレイされていない方には理解出来ないであろうことは、お断りしておく。
このシリーズ記事で『超力兵団』に関わる事柄は、主にゲームソフト『超力兵団』と、続編の『デビルサマナー葛葉ライドウ体アバドン王』(こちらもPS2専用ゲームソフトで、2008年発売。現在は絶版)、及びこの二作の説明書・各種公式攻略本や、『超力兵団』の公式設定資料集を元に書いたものであり、この二作を題材とするメーカー公認のコミカライズ、ノベライズ、ドラマCDなどは一切参照していないことも予めお断りする。
前回のおさらい
前回は、『超力兵団』の最終話である第拾弐話(第十二話)、「人の想い 心の絆」をリプレイのような形で収録した。今回は、この記事を元にして第拾弐話をさらに詳しく深掘りしていく。
ここでは第拾弐話のあらすじを紹介する。詳しく知りたければ前回記事を参照。
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