「るー」のdiary

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ブックレビュー「あしたぶたの日ぶたじかん」(童話)

ブックレビュー「あしたぶたの日ぶたじかん」(矢玉四郎作・絵/岩崎書店)

 

もうすぐエイプリルフールということで、「ウソ」がテーマの童話をレビューします。

これは「はれときどきぶた」シリーズの第二弾にあたります。

あらすじは・・・。

 

――小学三年生の畠山則安くんは、壁新聞を作ることに夢中でした。はじめは「ほんとしんぶん」という、近所やクラスでほんとにあったことを書いた新聞をつくって、神社の掲示板に貼っていましたが、クラスメイトには不評でした。

そこで今度は「うそしんぶん」という、フィクションの新聞をつくることにしました。

「頭にチューリップが生えた女の子がいた!」、「ドーナツの食べすぎで体に穴が開いた男の子がいる!」など、ありえない話を書いたのに、なぜかそれが現実になって大騒ぎに・・・。

そして今度は「ぶたしんぶん」なるものを書くことにしました。

「あしたはぶたの日です」。

そして次の日―――。

 

と、奇想天外で面白い話ですが、注目すべきは作者による「あとがき」です。作者はここで読者に「マスコミの言うことを鵜呑みにしてはいけないよ」と伝えているのです。これこそが本作のテーマなのでしょう。ぜひ大人にも読んでほしい作品です。

ちなみに、この作品は1985年発行ですが(手元にあるのは1988年第32刷とあるもの)、もし畠山君が今どきのネットやパソコンに詳しい子どもなら、「うそブログ」なんてのを作ったのでしょうか?