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シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第一回目

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(※画像はイメージです)

 

シリーズ 「超國家機関ヤタガラス」はなぜ怖ろしいのか?

・第一回目「ヤタガラスとは何か? 『超力兵団』とは何か?」

はじめに

※このブログは、『女神転生(メガテン)』ファンの個人による非営利ブログであり、発売元のゲームメーカー様とは一切関わりありません。予めご了承ください。

 

このシリーズ記事は、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』)という、プレイステーション2(PS2)のゲームソフト(詳しい仕様は後述する)に登場する架空の組織「超國家機関ヤタガラス」(以下「ヤタガラス」を、徹底的に批判するために書くものである。なぜ批判しなければならないのかについては、いずれ明らかにする。

この記事は、『超力兵団』をプレイしたことがある人でないと理解できないであろうということは、お断りしておく。このゲームの「ネタバレ」も多く含む点にも注意してほしい。

 

もうひとつお断りしておくが、本記事でこの『超力兵団』の「設定・世界観・キャラクター描写・ストーリー」などに関する事柄はすべて、PS2のゲーム『超力兵団』及び、続編の『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』(こちらもPS2専用ゲームソフト。2008年発売。現在は絶版)と、この二作の説明書・各種公式攻略本や、『超力兵団』の公式設定資料本のみを参考にして書いた。それ故、この二作を題材とした「メーカー公認のコミック・ノベライズ・ドラマCD」といったものは一切参照していない(私はこの類の商品は一切購入せず、閲覧・視聴もしないため)。予めご了承あれ。

 

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注意事項・免責事項

『超力兵団』を、今やってみたいという方はそう多くはないとは思うが(プレイステーション2の、2006年発売のものだから)、興味を持たれた方はプレイしてみても良い…。ただし、どんな感想を持たれても、こちらでは責任は負いかねる。

また『超力兵団』はすでに絶版になっているので、中古でしか入手不可である点と、基本的にPS2でしか動かない点には注意されたい。

ただし、予め注意喚起しておくが、以下に挙げる条件のうち一つでも当てはまる方は、プレイしない方がいいかも知れない、と言っておく。

・「天皇/天皇制/皇室に対して強い嫌悪感がある」

・「エロが嫌い」

・「大日本帝国/旧日本軍が嫌い」

・「戦前日本が嫌い」

・「右翼/極右/ネット右翼が嫌い」

・「日本の神話や『古事記』・『日本書紀』が嫌い」

・「暴力/流血/グロテスクな描写が嫌い」

・「いわゆる『任侠もの』や、『反社会的勢力』が大嫌い」

 

さて、次はこのゲームの概要だけ紹介しよう。

 

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『超力兵団』とはどんなゲームか?

まず基本情報から。

 

・タイトル「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」(『超力兵団』と書いて「ちょうりきへいだん」と読む)

・メーカー「アトラス」

・発売年月「2006年3月」

・機種「プレイステーション2(PS2)」

・対象年齢「15歳以上(廉価版は「C」区分だが、実態は同じ)」(ただし、実際は「15歳未満でも購入・プレイは可能」である点に注意)

・ジャンル「RPG」(戦闘シーンはアクション要素がある)

・特記事項「『暴力やグロテスクな表現を含む』の注意喚起がある。パッケージ裏に、コンテンツアイコン『暴力』の表記あり」

 

これは『女神転生(メガテン)』という、「敵の悪魔(いわゆる「モンスター」)を、味方(「仲魔」と呼ぶ)にして共に戦う」をコンセプトとしたゲームシリーズの流れを汲むもの。「悪魔合体」(悪魔同士を掛け合わせて新たな悪魔を造る)なる、独自の要素も引き継がれている。ただし『超力兵団』には、「悪魔と会話して仲魔にする」システムが無い(本作独自の「悪魔を捕まえる」システムがある)。

『真・女神転生デビルサマナー』(セガサターン/プレイステーションポータブル)と、二作目の『デビルサマナー ソウルハッカーズ』(セガサターン/プレイステーション)の続編という位置づけ。

 

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『超力兵団』の舞台と時代背景など

このゲームの時代背景は、「1931年、大日本帝国時代の日本」である。ただし、現実では「昭和6年」だが、ここでは架空の「大正20年」という、あり得ない年号になっている点に注目されたい。

主な舞台は帝都・東京だが、現実とは地名が異なる点にも注意(現実の「神楽坂」は、ここでは「筑土町(つくどちょう)」である、など)。

なお、このゲーム上の日本では「関東大震災は起きなかった」らしい。

これについては、いくらか悪意を感じる設定なので、いつか触れたいと思う。 

 

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主人公について

主人公は「葛葉ライドウ」という、17歳くらい(推測)の少年(なお「ライドウ」とは通称で、「本名」は自分で決められる)。「葛葉」は「くずのは」と読む。

普段は学生で、探偵助手だが、実態は「ヤタガラスの配下にあるデビルサマナー」である。

「デビルサマナー」とは、悪魔を「仲魔」として戦う職業。

武器は「日本刀」と「銃」。

なお「ゴウトドウジ」「ゴウト」)という、喋る黒猫がお供しているが、これの実態は「かつて罪を犯した元・デビルサマナー」である(この設定には何かおぞましいものを感じるが、これについてはまたの機会に)。

 

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あらすじについて

ここでは簡単に触れるだけにする。

1931年、主人公のライドウは、ヤタガラスの命令で「東京を滅亡させようとする者たち」を倒していく…、という話。

最初は「ある少女が誘拐されて、行方不明になった」というのが事の発端だったのだが…。

 

だいたいこのくらいでよいだろう。説明不足かと思うが、後は自分で調べるなりしてほしい。

次は、「ヤタガラス」について簡単に説明しよう。

 

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「超國家機関ヤタガラス」とは何者か?

では「ヤタガラス」とは何か、について説明する。

このゲームのマニュアルなどを参考にして考えると、ヤタガラス「古(いにしえ)の時代から、日本を背後から不思議な力で守護し、支配している」存在で、「デビルサマナーたちを束ねる」存在だが、「その実態は謎」である、ということだ。

だが、断言しよう!

ヤタガラスのモデルとなっているのは、「国家神道」である!

本来の「神道」ではない、ということも付け加えておく(本来の「神道」も参考にしている部分はあるのだろうが)。

「国家神道」とは、簡単に言えば「天皇を神(現人神)とする」宗教のことで、戦前・戦中の日本にあったが、現在は事実上解体され、廃止されている。

 

なぜそう断言できるのか? それは、このゲームの「第七話・呪われた探偵」というシナリオの冒頭部分をよく見ると分かるのだ。

この「第七話」は、ゲーム史上稀に見る(と言うと大げさかも知れないが…)「大問題作」だと、個人的には思う。

これについては深く掘り下げてみたいので、第二回目に回すことにする。

 

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おわりに 

今回は、ゲームの概要や注意事項などを書き連ねてみた。

次回から、本格的に「ヤタガラス批判」をやることにする。

 

では、続きは第二回目で!

 

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参照ゲームソフト・参考文献

【参照ゲームソフト】

  • 「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団」(プレイステーション2/発売元・アトラス)
  • 「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王」(プレイステーション2/発売元・アトラス)

【『超力兵団』及び続編の本】

  • 「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式ふぁんぶっく」(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)
  • 「デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式完全本」(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)
  • 「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 公式ガイドブック」(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)
  • 「デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 超公式完全本」(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)

 

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