ろーだいありー

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の考察記事、ゲームプレイ記録、コレクション写真など。

GBA版『真・女神転生』をニュートラルでクリアした感想

GBA版『真・女神転生』をニュートラルルートでクリアしたので、感想を書こうと思う。

※以下ネタバレも含まれるので注意。

今回、ニュートラルでクリアしたいと思った理由。それは、スーファミ版をロウルートでクリアしたことがあり、GBA版の一周目はカオスルートでクリアしたことがあるが、ニュートラルでのクリアはしたことがなかった…、一度はニュートラルルートを見てみたかった、ってこと。

ニュートラルでクリアした感想としては、「終盤で属性が決定するまでは、常に属性が偏らないようにしないといけないので(イベントで一時的に偏ることもある)、結構大変だった」、「属性が変動するイベントを予めチェックしておかないと難しい」、「倒すべきボスが多くて苦労するが、レベルアップはしやすく、全属性の仲魔を召喚出来るのは魅力的」ということであろう。

個人的には、終盤でかつての友・ロウヒーローとカオスヒーローに絶縁されてしまうイベントが、精神的には辛いと思ったのが、ロウ・カオスでクリアした時とは異なる。

エンディング自体は満足している…。「ロウとカオス、どちらにせよ、偏った思想はやがて暴走を生み出して、破滅するであろう」という警告のようにも思える。それこそ、「右派の暴走・左派の暴走」など、あらゆる物事にも当てはめることが出来るのではないか。だが、このエンディングでは『真・女神転生2』には繋がらないのが残念だなぁ。

今回、一番苦労したダンジョンはやはり「東京デスティニーランド」であろう。とにかく「運試しのイベントで呪いを受けつつ、複雑なワープゾーンを抜ける」のが辛かった…。今考えると、かつてスーファミ版でよくこんな辛いダンジョンをクリア出来たよなぁ…、と不思議に思う。

GBA版全体の感想としては、スーファミ版よりずっとプレイしやすくなり、メッセージも読みやすくなった点は非常に優れていると思う。中断セーブも可能になっているし。ただ、サウンド面は携帯機ということもあり、若干弱いかも知れない。スーファミ版の方が音質は良かった。また、スーファミ版のサントラでは「ボス戦」、「大使館」、「カテドラル」の曲はアレンジされたロングバージョンが収録されていたが、GBA版では「ボス戦」のみロングバージョンが使用されている。せっかくなら、「大使館」と「カテドラル」もロングバージョンにして欲しいと思ったが。

余談だが、『真・女神転生if…』では、『真・女神転生』と『真・女神転生2』の曲が混在している(『真・女神転生if…』には2Dフィールドが無いので、フィールド曲は無いが)。『真・女神転生』の「ボス戦」、「大使館」、「カテドラル」の曲も使用されているが、三曲ともロングバージョンが使われているのだ。

もうひとつ言うと、GBAは画面が横長なので、邪教の館で悪魔合体をする時、仲魔が多い場合は「下にスクロールしないとすべての仲魔を見られない」点は少し不便かも知れない。悪魔を預けられる「デビルバンク」があるのはいいが…。どうせなら「悪魔全書」(一度仲魔にした悪魔をまた呼び出せる機能。作品によっては「デビルカルテ」と言う)もあれば良かった。