ろーだいありー

PS2ソフト『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』の考察記事、ゲームプレイ記録、コレクション写真など。

『シャイニングフォース・神々の遺産』プレイ記録~光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン~その8「弐人の英雄」

『シャイニングフォース・神々の遺産』プレイ記録~光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン~

Wiiのバーチャルコンソール版(現在は配信終了)『シャイニングフォース・神々の遺産』(セガ。メガドライブ。以下『神々の遺産』)プレイ記録第八回目。プレイ記録のタイトルは「光の軍勢・シャイニングフォース対ダークドラゴン」とする。これは『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(アトラス。プレイステーション2。以下『超力兵団』)のパロディ(笑)。さらに第八回目のサブタイトルは「弐人の英雄」とする。これは『超力兵団』第九話「弐人の召喚師」をもじったもの。

主人公の名前は「カヤ」で、これは『超力兵団』のヒロイン・伽耶にちなむが、イメージとしては「伽耶に憑きし者」の方である。

※以下ネタバレや、個人的な妄想話なども含まれるので注意。

(※画像は筆者が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』風に製作したものです)

第八回目「弐人の英雄」

前回は第六章の途中まで攻略した。光の軍勢「シャイニングフォース」を指揮する青年カヤは、子どもたちだけの村「ルドル村」に住む少女・カリンの依頼で隣にある「ドラゴニア」に居る竜の子バリュウに会いに行く。怯えていたバリュウであったが、カリンを人質に取ったルーンナイトに立ち向かい、見事に撃破。カヤたちの仲間になる。その直後、あのルーンファウストの剣士「カイン」が現れ、戦うことになる。見事にカインを打ち破ると、彼が付けていた仮面が外れ、実は「カインはカヤの兄で、ルーンファウストの軍師ダークソルに洗脳されていた」ことが明らかになる…。

カインの正体とは?

前回からの続き。ドラゴニアの「竜の神殿」で、謎の扉の前に立つと、前回も見た「二人の英雄が立たなければ…」というメッセージが出る。するとカインが現れ、「秘伝の書を守らなければ…。あの扉の前に一緒に立ってくれ」などと言われる。扉の前に二人が立つと開くので、カインは一足先に奥にある階段を降りて行った。

カヤも後を追うと、そこに軍師ダークソルが現れる。「封じられた記憶を取り戻したようだな、カインよ…」。カインは「まずい、ダークソルの罠か! カヤ、逃げろ! あいつの魔法デーモンブレスでかつて俺たちはやられたんだ…。今受ければ同じ結果になる。ここは俺に任せて、早く逃げるんだ!」と叫ぶが、ダークソルは「逃がしてなるか、カヤ! 危険を冒してまで二人をここまで生かしておいたが、その役割は終わった。ここで消えてもらわなければ災いの元になるやも知れぬ…」と言って「デーモンブレス」を使おうとしてくる。カインは「カヤ、お前は邪魔だ! さらばだ、我が弟よ!」と言ってカヤを押しのけ、ダークソルに立ち向かっていったが、次の瞬間物凄い物音がして、カインもダークソルも姿を消してしまう。ダークソルは「秘伝の書」を奪って去ったのだろうが、カインは一体どこに?

デーモンキャッスルに向かえ!

ルドルに戻り、カリンとクリンに会う。クリンによると秘伝の書にはダークドラゴン封印の方法と復活の方法が記されており、悪い人の手に渡ればダークドラゴンが復活してしまうという。

外に出ると、ミシャエラが出て来て自分の城「デーモンキャッスル」に誘ってくる。この城を抜けなくてはプロンプトへは行けない。さらにガーディアナの宝「光の剣」もこの城にあるのだという。ここがバトル20。デーモンキャッスルまでカヤが辿り着けばいいが、敵も大勢いる。

なお前も言ったように、『シャイニングフォース外伝・ファイナルコンフリクト』(ゲームギア。以下『ファイナルコンフリクト』)で追加された話では、ミシャエラは先ほどドラゴニアに居た軍師ダークソルの奥さんで、『神々の遺産』の前作に当たる『シャイニング&ザ・ダクネス』(メガドライブ)のメフィストの母親ということになっている。勿論この『神々の遺産』の段階ではそんな設定は無くて「ミシャエラはダークソルの部下の一人」に過ぎないのだけど、この後付け設定を元に考えると、彼女は一体いつメフィストを産んでいたのか…? ということがどうも気になってね…。あくまで妄想だが、この時点で既にメフィストは産まれていたのではないかと。メフィストの生まれはルーンファウストか? なにしろルーン「ファウスト」「メフィスト」(・フェレス)は関連があるので…。

「ミシャエラ様」と対決

それはさておき、デーモンキャッスルに入るとミシャエラは「ミシャエラを捕まえてごらん」と言いつつ奥へと移動していく。ここがバトル21。ミシャエラの使うスパーク(電撃魔法。メガテンで言えば「ジオ」)は攻撃範囲が広く、怖ろしい威力がある(なお彼女の通常攻撃を食らうと眠らされることがある)。ちなみに『超力兵団』ではミシャエラ様ならぬ「ミシャグジさま」っていう卑猥な見た目(笑)のボスキャラが居るが、あちらも「たたり艶電」という電撃魔法を使ってくる。

ここではミシャエラが固定される場所の近くある宝箱から「光の剣」を入手し、カヤに装備させて戦った方が有利だが…、今回は手に入れたのはいいがうっかりして装備し忘れてしまう。そのせいで苦戦したが、たまたま戦士ゴートが身に着けていた「力のリング」*1を使ってカヤの攻撃力を上げることで何とか倒した。ここで第六章は終了。

なお、ミシャエラは「私でさえも恐ろしいダークソルには気を付けなさい、ルーンファウストがこうなったのも全てはあの男が仕組んだこと…」と言い残して絶命するが、後日談『ファイナルコンフリクト』だとなぜか復活しているんだよなぁ…。多分彼女は「転生の魔法」でも持っていたのだろう。

それにしても「私でさえも恐ろしい」か…。さっきも言ったけど『ファイナルコンフリクト』の話ではミシャエラはダークソルの妻になっているわけだが、彼女の上官であるダークソルは横暴な男だから、強引に彼の妻にされてメフィストを産んだのかなぁ…なんて、良くない妄想も出来るが(笑)、別にそういうことでは無いと信じたい…。

第六章終了時のナレーションは「衝撃の真実を告げた兄カインと、ダークソルとの戦いの結末はどうなったのか!」などと煽ってくるのが面白い。

本当に古代人の国か?

第七章「滅び去った古代の文明」が始まる。

古代人の国「プロンプト」に辿り着いたカヤたちだが、ここの住人は「~ズラ」という語尾のとぼけた人ばかりで、とても高度な文明を持っていたという古代人の末裔の国とは思えない。いつの間にかここにやって来た冒険家ボーケン氏も「道を間違えたのかな…」と言う。「ここの文明は遅れているザマス、だから学校を作ったザマス」なんて言う外部からやって来たらしいシスターも居る(笑)。

ここの城は地下にあり、王様はクスコ王という。王と話すと「神々の遺産? 黒き竜? よく分からんことをペラペラと! 怪しい奴め!」などと言われた挙句「お前は金で雇われたスパイなのか?」みたいなことを問われるが、どのように答えても地下牢に入れられてしまう。今回はあえて「はい」と答えたが、「素直に認めるとは憎たらしい奴!」なんて言われる(笑)。

牢に閉じ込められたカヤだが、ボーケン氏が助けてくれる。彼はもう冒険を止めるつもりだと言って去って行った。牢を出て王の間に行くと、住人が王に「古えの塔では賢者アレフとトーラスとダークソルが戦っているが、ダークソルの魔力はすさまじく苦戦している様子…」といった話をしているのを聞く。

オカルト

王と話すと、全ては芝居だったことが明かされる。古代人の末裔だと外部の者に悟られないように、みんな「何も知らないフリ」をしていたのだ。王は「古えの塔にダークソルがおり、秘伝の書に従いそこから古えの城に力を送り込んでいる…。そうすればダークドラゴンが目覚めるからだ…。彼の野望をくじくために賢者アレフとトーラスを向かわせた。そなたたちは光の道が使えるようになるまでここで休まれると良い」などと言う。光の道というのは城の地下にあるメタファーへの道のことのようだ。王がカヤを閉じ込めたのも、カヤが死んでしまうと世界を救えなくなることを怖れたためだったのだ。

ちなみにアレフと聞いて思い出したが、『真・女神転生II』(アトラス。スーパーファミコン他)の主人公のデフォルト名も「アレフ」なのであるが…、今は某宗教のせいであまりいいイメージの無い名前ではある。ただ『真・女神転生II』のPS版でも主人公のデフォルト名はそのままだったし、『神々の遺産』リメイク作『シャイニングフォース・黒き竜の復活』(ゲームボーイアドバンス)でもアレフの名前はそのままだったので、特に問題は無いのだろうか…。ただこの先は新作ゲームで「アレフ」なんて名前はまず使えないだろうなぁ…。

王様と会った後は、「~ズラ」などと喋っていた住人も普通の喋り方になっている。先ほどの学校のシスターは「これでは私たちの文明の方が遅れているザマス!」などと憤っている(笑)。

また「古代の文明は怖ろしく進んだものだった…、しかしダークドラゴンによって根こそぎ破壊されてしまった…。生き残った僅かな人々はダークドラゴンを古えの城に封印して海に沈めたのだ…」といった話も聞ける。つまりこの世界は、古代文明が滅びた後に新しく作られた世界だったというのか? 何か『ムー』に載っていそうな話だ(笑)。筋肉少女帯の歌『オカルト』(アルバム『ザ・シサ』収録)なんてまさにそのままだし。神様から「一度だけ使える奇蹟の力」を与えられた男が、それを恋のために使ったので世界が滅びてしまい、神様が新しい世界を作った、という歌。

だが男は その力を 片思いに使った

キスを願い 叶えた それで人類は滅びた

弐人の英雄

城の中で、怪我をして寝ているカインを見つける。

クスコ王は「カイン殿だ。ひどい怪我をしてこの近くに倒れていたのを城の者が見つけたのだ…」と言う。ダークソルの攻撃でここまで飛ばされてしまったらしい。王は「カイン殿の怪我が治れば一緒に戦えるようになる。それまでは辛抱じゃ」と言うのだが、意識を取り戻したカインは「クスコ王よ、カヤを古えの塔に行かせてやってくれ…」と懇願してくる。「自分たちが生き延びるために誰かが犠牲になるようなことには耐えられないのさ…、カヤっていうのは…。俺は良く知っているのさ…」とカイン。王はついに折れて「カイン殿の気持ちは分かった。もう止めはせぬ。古えの塔に行ってはくれぬか?」と、古えの塔へ行く許可を出してくれる。

外に出ると、そこには今まで見たことの無い怖ろしい敵が待ち構えていた…。

なお、プロンプトの住人の正体が分かった後、ある場所を調べると、東方の国からやって来た隠しユニット「ムサシ」(人間族、サムライ)が仲間になる。このゲームの登場人物はほとんど架空なのに、ムサシは実在した「宮本武蔵」がモデルである。実はこの後仲間になるユニットにももう一人、実在人物がモデルの者が居るのだが…、それはまたいつか。

ムサシが持っている「菊一文字」を奪ってカヤに持たせる。今回の主人公の名前の由来である『超力兵団』の「伽耶に憑きし者」は日本刀を用いていたので、そのイメージにしたかったので。「光の剣」より攻撃力は劣るが…。

続きは次回をお楽しみに!

(※画像は筆者が『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』風に製作したものです)

*1:使用すると攻撃力を一時的に上げる「アタック」が発動する