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シリーズ記事「『超國家機関ヤタガラス』はなぜ怖ろしいのか?」・第四回目

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(※画像はイメージです)

シリーズ 「超國家機関ヤタガラス」はなぜ怖ろしいのか?

・第四回目「『第七話・呪われた探偵』というシナリオの怖ろしさを検証する(其の参)」

はじめに

※このブログは、『女神転生(メガテン)』ファンの個人による非営利ブログであり、発売元のゲームメーカー様とは一切関わりありません。予めご了承ください。

 

このシリーズ記事は、『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(以下『超力兵団』。「プレイステーション2(PS2)」専用ゲームソフトとして2006年に「アトラス」社より発売されたもの。現在は絶版。『メガテン』シリーズの一種)に登場する、架空の組織「超國家機関ヤタガラス」(以下「ヤタガラス」)を「徹底的に批判するため」と、「この『葛葉ライドウ』シリーズはもう封印作品とすべきである」、そして「特に『超力兵団』についてはどんな形であれ(ゲームソフトに限らず)、二度と世に出すべきではない」ということを訴えるために書くものである。

なぜ、このようなことを訴えるのかは、前回までの記事を参照されたい。本記事にも、その答えの一部は示している。

なおこの記事には、ゲームの「ネタバレ」も多く含むので注意。

また、このゲームをプレイされたことが無い方には理解できないであろうことは、お断りしておく。

 

もうひとつお断りしておくが、本記事と前回までの記事で、この『超力兵団』の「設定・世界観・キャラクター描写・ストーリー」などに関する事柄はすべて、PS2のゲーム『超力兵団』及び、続編の『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』(こちらもPS2専用ゲームソフト。2008年発売。現在は絶版)と、この二作の説明書・各種公式攻略本や、『超力兵団』の公式設定資料本のみを参考にして書いた。それ故、この二作を題材とした「メーカー公認のコミック・ノベライズ・ドラマCD」といったものは一切参照していない(私はこの類の商品は一切購入せず、閲覧・視聴もしないため)。予めご了承あれ。

 

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ゲームの概要・あらすじ・ヤタガラスについて

詳しいゲーム内容やあらすじなどは、前回までの記事を参照のこと。

↓リンク先・第一回目

lucyukan.hatenablog.com

↓リンク先・第二回目

lucyukan.hatenablog.com

↓リンク先・第三回目

lucyukan.hatenablog.com

 

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今回のテーマは「川野定吉のセリフを検証する」、及び「前回の補足」

今回は、前回までに紹介した「第七話・呪われた探偵」の問題点の続きとして、このシナリオで見られる「川野定吉」(通称は「定吉」だが、ここでは「川野」とする)なるキャラクターのセリフを読み解いていこう。それから、前回の記事についての補足も。

川野とは、海軍軍人という設定であり、このゲームの主人公・ライドウの協力者である(第七話より以前から登場する人物だ。その時は陸軍兵のように見えたが…)。

この男のセリフもまた、「ヤタガラスの怖ろしさ」をよく現しているものである。特に見なくてもゲームクリアは可能なものもあるが、もし実際にこのゲームをプレイするきっかけがあれば、ぜひすべて見ておいてもらいたい。

中には、かなりの戦慄を覚えるものもあるので(プレイヤーにもよるのだろうが)、この先を開く時はそれなりに覚悟しておいてほしい。特に「天皇崇拝」といったものに嫌悪感を覚える人は…。

では、始めようか。

 

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前回までのおさらい

さて、まずは前回までに書いたことに補足を付けて、簡単にまとめてみる。

 

  1. この「第七話・呪われた探偵」は、かなりの大問題作である。
  2. その理由は、「敵に呪いをかけられて、危機に陥った大正天皇を命がけで救え、逆らうのは許されない」と、ヤタガラス(モデルは「国家神道」である)に命じられる話であり、かつての日本(「大日本帝国」)に存在した「教育勅語」を思わせるものだから。「この命令に逆らえない」のは、逆らえるようにすると、「天皇好きの右翼から抗議が来る」と想定して怖れたからだろうか(「菊タブー」に触れる?)。しかし、この命令に強い嫌悪感・不快感を感じて投げ出したくなる人も居ることは想定していないのだろうか。
  3. さらに、この第七話で聞ける「ヤタガラスの使者」(ヤタガラス配下の女性。ライドウの協力者)のセリフには、戦慄を覚える。特に「いいえ」と答えた時の「ライドウ、あなたに否という権利はありません」というセリフはあまりにもおぞましかった。つまり、「ライドウの人権は一切無視した発言」だからである。
  4. 他に気になったのは、実在の大正天皇は「日本の陸海軍の大元帥」であったのに、このゲームではなぜか「海軍のみの大元帥」とされている点である。これは、このゲームでライドウと敵対するのが「陸軍軍人・宗像」だから、「陸軍は、ヤタガラスと天皇には関係ない」ことにするために、改変したのだろう。だが、それだけが理由とは思えない。「陸軍の戦争犯罪の方が、海軍のものより罪深い」ことを知り尽くしているから、「海軍善玉説」を元にしてこの設定にしたのだろう、と考えている。さらには、「陸軍の戦争責任は、天皇もヤタガラスも負わなくていい」ことにするためではないか?
  5. この第七話のような、「天皇を救うことは素晴らしいことだ」と力説するシナリオを入れるのは、「大日本帝国や天皇が好きな『右翼っぽい人』しかプレイして欲しくない」ということなのではないか。これは、様々なプレイヤーが遊ぶ商業用作品『女神転生(メガテン)』シリーズではやってはいけないことだ、と思う(「同人ゲーム」や、「日本の歴史を忠実に再現した歴史ゲーム」、最初から「ミリタリー好き」を狙った「ウォーシミュレーションゲーム」等ならともかく…)。

 

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川野定吉のセリフを読み解く・1

【「悪いが君に選択の余地は…」というセリフに戦慄を覚える…】

さてここからは、第七話で聞ける川野のセリフのうち、いくつかをピックアップして、詳しく検証しよう。

まず、この第七話が始まった後、川野に話しかけてみると(特に話しかけなくても、シナリオ上問題は無いが)、三つの選択肢が出てくる。できれば何度も話しかけて、すべての選択肢を選んでみて欲しい。その後に聞ける川野のセリフに注目してもらいたいからである。

その時に聞ける川野のセリフに、こんなものがある。

「…急を要する状況下での、最善の策であると判断している。悪いが君に選択の余地は無いよ(後略)」。

これは、前回紹介した「ヤタガラスの使者」のセリフ、「ライドウ、あなたに否という権利はありません」をそのまま繰り返したものだと言えるが、それをさらに掘り下げたものとも考えられる。

「急を要する状況下」とはつまり、「天皇の身に危機が起こったから」ということに他ならず、さらに「悪いが君に選択の余地は無い」というのも、「天皇(国体・皇室)の危機を救うためには、君が犠牲になれ」ということを意味している。

そう、このセリフは、まさに「教育勅語(正式には「教育に関する勅語」)」*1そのものではなかろうか。「教育勅語」とは、天皇が臣民(国民)に対して「有事の際には、自分を犠牲にして国体と皇室と国家に尽くし、皇室が永久に繁栄するようにしなさい」(要約)と命じるものだからだ。

このセリフには、相当な戦慄を覚えずにはいられない(「教育勅語」を詳しく知らない人には分からないだろうが…)。

 

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川野定吉のセリフを読み解く・2

【「我々は敵ではない」と言われてもね…】

さて、川野のセリフをもう一つ紹介しよう。先ほど紹介したセリフと同じく、川野に話しかけたときだけ見られるものの一つである。

「(前略)だが我々が敵ではないことは理解してくれ(後略)」。

…先ほど紹介したセリフと合わせると、「いっそこんな男は敵であれば良かった」と思わせるには十分である。そして、「ヤタガラス」は敵であれば良かった、と思わせる効果もある。特に「天皇・皇室というものに好感が持てない」プレイヤーにとっては、ものすごく嫌悪感のあるセリフではないだろうか。

 

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川野定吉のセリフを読み解く・3

【「閣下が無事で何より…」と。つまりライドウのことなど…!】

さて、前回紹介したように、この第七話は「天皇にかけられた呪いをライドウが引き受け(呪われている間は、色々と不利な条件下で進まなければならない)、天皇に呪いをかけたボス『ヒトコトヌシ』を倒せばクリア」となるわけである。

 前回は、無事にボスを倒した後に聞ける「ヤタガラスの使者」のセリフを紹介した。曰く「その身が無事で何よりの事」(これに関しては前回の記事を参照のこと)。

そして、その直後に川野が言うセリフにも注目してもらいたい。これはシナリオ上、必ず見ることになるセリフである。

「ライドウくん、よくやってくれた。閣下が無事で何よりの事だ」。

これも、「ヤタガラスの使者」のセリフと同じく、「うわべだけはライドウの身を案じているように見えるが、本当は天皇と国体さえ護れればいい。ライドウは犠牲になってもいい」ということを現している、と考えている。なお、ここで言う「閣下」とは天皇のことである(前回も書いたが、なぜ「陛下」と呼ばないのかは謎)。

それとこのセリフは、「天皇が始めた戦争に参戦し、戦死した日本軍(皇軍)の兵士」に対して「御国のため(天皇・国体を護るため)によくやってくれた。ありがとう」と、天皇や軍の上官が言うようなニュアンスを感じる(川野は軍人なので、このようなセリフになってしまうのだろうが…)。

そう考えると、天皇や皇室、そして戦争というものに強い嫌悪感を持つプレイヤーほど、「よくやってくれた」などと言われても「嬉しい」どころか、むしろ無性に腹が立つのではないだろうか。「何が『よくやってくれた』だよ! 天皇と国体のことしか考えていないお前(川野)に言われたくないわ!」、と。少なくとも、私はそう感じたのである。同じように感じるプレイヤーも、きっとどこかに居る、と信じている。

 

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前回記事の補足・その1「天皇制について」

さて、ここからは前回の記事(第三回目)で書ききれなかったことを、いくつか補足しておこう。

前回、「天皇を『尊いものとして崇拝する』ということは、『身分差別を肯定すること』であるのも問題」と書いたのだが、分かりにくいかも知れないのでもう少し説明する。

そもそも、天皇制自体が「出自によって、『天皇家の者』と、『そうでない者(かつては臣民と呼ばれた)』の身分を分ける」という制度である。これを身分差別と言わずして何と言おう?

他にも、天皇制には女性差別なども含まれる上、「大日本帝国」時代の日本では「現人神である天皇を頂く日本は、アジアでいちばん偉くて尊い国なのだから、アジア全土を支配しても良い。日本人以外のアジア人(韓国人・中国人・台湾人など)を支配下に置いても良い」という思想がまかり通っていたのだから、「民族差別」という要素も含まれるわけだ。

つまり、この天皇制を支持し、さらに天皇を守護する「ヤタガラス」もまた、差別思想を持つことは間違いないであろう。それを味方として描くのは、「ゲーム倫理」で決まっている「差別表現の禁止」に抵触するのではないか、と思う。

 

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前回記事の補足・その2「大正天皇と、天皇の守護神について」

さらに補足を続ける。

この第七話で「絶対に救わねばならぬ存在」として登場するのは、「大正天皇」であることは間違いないが、実在の大正天皇が「生まれつき病弱であったこと、さらに晩年も病気がちであった(47歳で死去している)」ことから、「病弱なのは敵に呪われているから、という設定にしよう」と考えたのであろう。

ただし、前回書いたように、それだけが理由とは思っていない。「どうしても、『昭和天皇を救う』という話にはしたくなかった」という思惑も感じられるからである。だから、このゲームは1931年の日本を舞台とするのに、「大正20年」という架空の年号にしているのだろう、と思う(なお、1931年に大正天皇が生きているとすれば、満年齢で51~52歳ということになる)。

そして、大正天皇に関して、ある事実が浮かび上がった。

『大正天皇』(原武史著/朝日文庫)の46ページ~49ページによれば、「大正天皇の守り神はオオクニヌシ(大国主命)である」というのだ。オオクニヌシは「国津神」であり、「天津神」である皇祖神アマテラス(天照大神)とは対立する神ではないか(『古事記』では、「国譲り神話」というものがあり、「アマテラスにオオクニヌシが国を譲った」と言われる)。さらに「ヤタガラス」の元ネタである「八咫烏」というのも、「神武天皇」(アマテラスの子孫で、初代天皇とされるが、架空の人物と思われる)を導いた烏だとされる。

さらに、第七話で戦う、天皇に呪いをかけたボス「ヒトコトヌシ(一言主)」は、「国津神」とされる(少なくともスーパーファミコンの『真・女神転生2』では「国津神」という分類)。

もし、この「大正天皇の守護神はオオクニヌシ(国津神)である」という設定が、このゲームでも活かされているとしたら、なぜ国津神であるヒトコトヌシが、大正天皇(守護神は国津神・オオクニヌシ)に呪いをかける必要があるのだろう? この「大正天皇の守護神」のあたりは、ひょっとしたら「製作者も知らなかったため、ゲームには活かされていない?」という可能性もあるが…。それとも、「オオクニヌシは国津神だが、実はスサノオ(須佐之男命。アマテラスの弟神とされる)の子孫とも言われる」ことをもって、「ヒトコトヌシとオオクニヌシが対立してもおかしくない」ということにしたのか…? または、「ヒトコトヌシは、アマテラスに国を譲ってしまったオオクニヌシのことを恨んでいる」ということ?

なお、このゲームのメインシナリオでは、「オオクニヌシ」は登場しない。最終ダンジョンで攻略のヒントをくれる者として登場したり、悪魔合体で作れる(種族は「銀氷属」)が、メインシナリオとは関わらない。

そもそも、このゲームのメインストーリー自体が、「遠い昔、『天津神』によって滅ぼされた『国津神』たちが復活し、復讐を果たそうとするのを、天津神の子孫とされる『天皇』を守護する組織・『ヤタガラス』の配下であるライドウが止めに行く」というものであり(物語のベースとなっているのは『古事記』などであるのは間違いない)、「天皇にまつろわぬ者は要らぬ」という、排外思想・差別思想が見え隠れするものである(これに関しては、また別の回で詳しく検証してみたい)。

さらに、このゲームは『メガテン』という、「本来は実在しないであろう(または、人間には実体を見ることが不可能な)、『神や悪魔、妖怪』といった者たちが実在すること」を前提として作られたゲームシリーズの一種であることも、まだ若いプレイヤー(特定の思想に染まっていない人、日本の歴史について無知な人)には危険なのではないか(特に、他のゲーム作品と比較した場合)。つまり、本来は神話にしか登場しない「アマテラスや神武天皇」も、「もしかしたら実在するかも…」と思わせてしまうわけだから…。

これに関しても、いずれ別の回で検証できたらと思う。

 

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前回記事の補足・その3「心のノートとの類似点」

もうひとつ補足。

第七話で、「ヤタガラスの使者」が「呪いを引き受けてくれるようにライドウに依頼する」時、「いいえ」と答えると「あなたには否という権利は無い」と言われる…、つまり「はい」と答えないと先に進めないわけだが、これと似たものがある。

それは、かつて存在した学校教材(副教材)・『心のノート』である(今は『私たちの道徳』として格上げされているようだが、かつては「副教材」扱いだった)。私はこれで学んだ世代ではないが、現物は以前お借りしてじっくり見せてもらったことはある。

『教科書が危ない』(入江曜子著/岩波新書)の143~147ページによると、この『心のノート』(小学校五・六年生用)には「『ありがとう』って言えますか」という問いかけがあり、子どもたちに「はい」・「いいえ」と書かれたボタン(を模した絵)に触れさせる、という場面があるという。一見すると、「子どもたちには自由に選んでもらおう」という意図のように見える。

しかし、そのページをよく見てみると、「いいえ」は選びにくいように「注釈」…「あなたの心には、必ず『はい』のボタンに触れようとする『あなた』がいます」*2など…が書かれている…。つまり、どうしても「はい」と選ばせたいわけだ。

この『心のノート』と、第七話の選択肢がどうしてもダブって見えてしまうのは、穿ちすぎかも知れないが、この『心のノート』を意識しているところがあるのでは…、と(『心のノート』の配布は2002年から)。

また、これは別の回で詳しく触れるつもりだが、このゲームには「とあるグループが作った『中学生用歴史教科書』」を意識したところもあるのでは、と思っている。

 

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まとめ

では、今回のまとめ。

  1. 川野のセリフ「…急を要する状況下での、最善の策であると判断している。悪いが君に選択の余地は無いよ」というのは、まさに「教育勅語」の教えそのものであり、怖ろしいものだ。
  2. さらに川野には「だが我々が敵ではないことは理解してくれ」と言われるが、いっそ敵の方が良かったと思うプレイヤーも居るだろう。少なくとも私はそうである。
  3. この第七話をクリアした時、川野は「ライドウくん、よくやってくれた。閣下が無事で何よりの事だ」と言うが(「閣下」とは天皇のこと)、要はこの男も天皇と国体が一番大事だという思想であり、ライドウの身など案じていない。またこの言葉は、「戦死した兵士」に、天皇や上官が「御国のためによくやってくれた」と言うのと同じようなニュアンスを感じ、不愉快である。褒められて嬉しいとは思わない。
  4. 天皇制は身分差別・女性差別・民族差別などを含むものであり、それを支持するヤタガラスも差別思想があると思う。これを味方にすること自体、ゲーム倫理に抵触している可能性がある。
  5. 実在した大正天皇の守護神は「オオクニヌシ」(国津神)だと言われるが、そうだとすれば、同じ国津神である「ヒトコトヌシ」が、天皇に呪いをかけてくるのは矛盾している。『古事記』の解釈によっては、矛盾しないかも知れないが。単に製作者が「大正天皇の守護神」のことを知らなかっただけか?
  6. この第七話で、「ヤタガラスの使者」の命令に「はい」と答えないと進めないのは、『心のノート』と似たような作りである。どうしても「いいえ」と答えさせないように誘導する、という作りが。

 

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おわりに

今回は、第七話で聞ける「川野定吉」という軍人のセリフについて検証した。前回紹介した「ヤタガラスの使者」のセリフと合わせて見ると、ヤタガラスの怖ろしさはより理解出来ると思う。

さらに、前回の記事では書ききれなかったことも、三つほど補足説明した。

今回も書ききれなかったところがあるが(特に「とあるグループが作った『中学生用歴史教科書』」との関連について)、これはまた別の回で詳しく検証する。

次回は、第七話についての総括と、このシナリオに対する個人的な思いなどを書こう。

では、また。

 

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参照ゲームソフト・参考文献

参照したゲームソフト及び参考文献を、ジャンルごとにまとめた。前回紹介した文献については、前回の記事を参照のこと。既に絶版のものもあるので、ご了承ください。 

【参照ゲームソフト】

  • 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団』(プレイステーション2/発売元・アトラス)
  • 『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』(プレイステーション2/発売元・アトラス)

【『超力兵団』及び続編の本】

  • 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式ふぁんぶっく』(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)
  • 『デビルサマナー葛葉ライドウ対超力兵団 超公式完全本』(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)
  • 『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 公式ガイドブック』(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)
  • 『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王 超公式完全本』(ファミ通編集部責任編集/エンターブレイン)

【教育勅語】

  • 『教育勅語を読んだことのないあなたへ なぜ何度も話題になるのか』(佐藤広美+藤森毅著/新日本出版社)
  • 『教育勅語の何が問題か』(教育史学会編/岩波ブックレット)
  • 『徹底検証 教育勅語と日本社会 いま、歴史から考える』(岩波書店編集部編/岩波書店)

【教科書・心のノート】

  • 『教科書が危ない 「心のノート」と公民・歴史』(入江曜子著/岩波新書)
  • 『歴史教科書 何が問題か 徹底検証Q&A』(小森陽一・坂本義和・安丸良夫著/岩波書店)
  • 『教科書』(山住正己著/岩波新書)
  • 『「自由主義史観」批判 自国史認識について考える』(永原慶二著/岩波ブックレット)
  • 『危険な日本史像とその背景 「新編日本史」の分析と批判』(歴史教育者協議会編/あゆみ出版)

【神道・国家神道】

  • 『国家神道と日本人』(島薗進著/岩波新書)
  • 『神道はなぜ教えがないのか』(島田裕巳著/ワニ文庫)
  • 『国家神道』(村上重良著/岩波書店)

【戦争】

  • 『日本の軍歌 国民的音楽の歴史』(辻田真佐憲著/幻冬舎新書)
  • 『たのしいプロパガンダ』(辻田真佐憲著/イースト新書Q)
  • 『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』(吉田裕著/中公新書)
  • 『戦時下のレシピ 太平洋戦争下の食を知る』(斎藤美奈子著/岩波アクティブ新書)
  • 『日本人はなぜ戦争へと向かったのか メディアと民衆・指導者編』(NHKスペシャル取材班編著/新潮文庫)
  • 『国民国家と戦争 挫折の日本近代史』(加藤聖文著/角川選書)
  • 『新版 悪魔の飽食 日本細菌戦部隊の恐怖の実像!』(森村誠一著/角川文庫)
  • 『「南京事件」を調査せよ』(清水潔著/文春文庫)

【昭和史・近現代史】

  • 『日本・中国・韓国=共同編集 未来をひらく歴史 東アジア3国の近現代史』(日中韓3国共通歴史教材委員会編/高文研)
  • 『昭和史 新版』( 遠山茂樹・今井清一・藤原彰著/岩波新書)
  • 『新装版 手掘り日本史』 (司馬遼太郎著/文春文庫)
  • 『昭和史 七つの謎』(保阪正康著/講談社文庫) 
  • 『日本近現代史を読む』(宮地正人監修・大日方純夫・山田朗・山田敬男・吉田裕著/新日本出版社)
  • 『日韓共通歴史教材 学び、つながる日本と韓国の近現代史』(日韓共通歴史教材製作チーム編/明石書店)

【天皇・天皇制・皇室】

  • 『大正天皇』(原武史著/朝日文庫)
  • 『昭和天皇』(原武史著/岩波新書)
  • 『皇室報道と「敬語」』(中奥宏著/三一新書)
  • 『いま、天皇を考える 再び戦争を起こさないために』(煎本増夫著/同時代社)
  • 『「聖断」虚構と昭和天皇』(纐纈厚著/新日本出版社)
  • 『日本人と象徴天皇』(『NHKスペシャル』取材班著/新潮新書)
  • 『天皇と憲法 皇室典範をどう変えるか』(島田裕己著/朝日新書)
  • 『天皇制の侵略責任と戦後責任』(千本秀樹著/青木書店)
  • 『天皇は今でも仏教徒である』(島田裕己著/サンガ新書)

【ナショナリズム】

  • 『日本ナショナリズムの歴史(全四巻)』(梅田正己著/高文研)
  • 『日の丸・君が代50問50答』(歴史教育協議会編/大月書店)

【靖国神社】

  • 『靖国問題』(高橋哲哉著/ちくま新書) 
  • 『いま、「靖国」を問う意味』(田中伸尚著/岩波ブックレット)

【日本神話・古事記・日本書紀

  • 『眠れないほど面白い「古事記」』(由良弥生著/王様文庫)
  • 『日本人なら知っておきたい古代神話』(武光誠著/KAWADE夢新書)
  • 『TJMOOK 知恵袋BOOKS 日本の神話 神々の物語のあらすじがすべてわかる』(宝島社)
  • 『歴史人別冊 完全保存版 「古事記」「日本書紀」と古代天皇の謎』(KKベストセラーズ)
  • 『現代語訳 古事記』(福永武彦訳/河出文庫)
  • 『ヤタガラスの正体 神の使い「八咫烏」に隠された古代史の真実』(関裕二著/廣済堂新書)

【右翼・左翼】

  • 『しばき隊の真実 左翼の劣化と暴力化』(田中宏和著/鹿砦社)
  • 『SEALDsの真実 SEALDsとしばき隊の分析と解剖』(田中宏和著/鹿砦社)
  • 『カウンターと暴力の病理 反差別、人権、そして大学院生リンチ事件』(鹿砦社特別取材班編著/鹿砦社)
  • 『ドキュメント日本会議』(藤生明著/ちくま新書)

【明治・大正・昭和の日本文化】

  • 『大正ロマン手帖 ノスタルジック&モダンの世界』(石川桂子編/河出書房新社)
  • 『女學生手帖 大正・昭和 乙女らいふ』(弥生美術館・内田静枝編/河出書房新社)
  • 『オトメの祈り 近代女性イメージの誕生』(川村邦光著/紀伊國屋書店)
  • 『少女の友 創刊100周年記念号 明治・大正・昭和ベストセレクション』(実業之日本社編・遠藤寛子・内田静枝監修/実業之日本社)

 

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*1:「教育勅語」に関して、詳しくは『教育勅語を読んだことのないあなたへ』(佐藤広美+藤森毅著/新日本出版社)、『教育勅語の何が問題か』(教育史学会編/岩波ブックレット)などの本を参照のこと。なお、「教育勅語は現代にも通じる素晴らしいもの」という視点で書かれた本も多く出回っているが、そちらは「教育勅語」を都合良く捻じ曲げて解釈したものが多く(特に「有事の際は天皇と皇室のために尽くせ」という部分)、ほとんど参考にならないので注意。

*2:『教科書が危ない』(入江曜子著/岩波新書)145ページ